Chiban Dragon Convention 46th
優勝者インタビュー

齋藤 友晴
デッキ名：Sunflower
デザイナー：オレ、スカ、モリカツ、カジ、アサハラ

Main
4 《減衰のマトリックス/Damping Matrix(MRD)》
4 《永遠のドラゴン/Eternal Dragon(SCG)》
4 《神の怒り/Wrath of God(8ED)》
4 《アクローマの復讐/Akroma's Vengeance(ONS)》
4 《正義の命令/Decree of Justice(SCG)》
4 《新たな信仰/Renewed Faith(ONS)》
3 《賛美されし天使/Exalted Angel(ONS)》
3 《翼の破片/Wing Shards(SCG)》
3 《原野の脈動/Pulse of the Fields(DST)》
1 《精神隷属器/Mindslaver(MRD)》

15 《平地/Plains》
3 《隔離されたステップ/Secluded Steppe(ONS)》
4 《雲上の座/Cloudpost(MRD)》
3 《邪神の寺院/Temple of the False God(SCG)》
1 《隠れ石/Stalking Stones(MRD)》

Side
4 《銀騎士/Silver Knight(SCG)》
4 《粛清/Purge(DST)》
1 《マイアのマトリックス/Myr Matrix(DST)》
1 《赤の防御円/Circle of Protection: Red(8ED)》
3 《聖なる場/Sacred Ground(8ED)》
2 《精神隷属器/Mindslaver(MRD)》

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  …前回より始めた優勝者インタビュー。好評なのか不評なのか分からなかったので、今回は前回と趣向を変えて、今回優勝したデッキの作り方と、今後のスタンダードのメタとかについて聞いてみた。（どういうインタビューを読みたいのか、要望があったら御伺いしますのでメールでリクエストを下さい）

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CDC:優勝おめでとうございます。
齋藤：あ、どうも。
CDC:えーとね。正直言って、今回インタビューしずらいんよ。
齋藤：なんでですか？(笑)
CDC:だって、オレがDCIジャパントーナメントセンターの会員の頃から、キミとは平日トーナメントとか金曜ドラフトとかで何度も対戦してんだけど、一度たりとも勝った事が無くてさ。なんつーかオレの天敵なんだよね(笑)。
齋藤：そういえば、あの時も当たりましたよね。去年のPT横浜の前日直前予選の時。何か「調子悪い、咳が止まらない」とか言ってましたよね？
CDC:そン時も、キミにイワされてんよっ！(笑)
齋藤：そうでしたっけ？(笑)
CDC:そうだよっ！　で、どこだったか思い出せないンだけど、確か齋藤さん、雑誌かWebかどっかでインタビューを既にやってるよね？
齋藤：確か、やってる筈です。
CDC:んで、二番煎じやってもしょうがないから、今回は優勝したデッキを元に話を伺おうかなってね。
齋藤：いいですよ。

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デッキ完成の経緯

CDC:んじゃ、まず今回のデッキなんだけど、思いついた切っ掛けとか何かあります？
齋藤：今回のデッキは、PT神戸の前日予選で使おうとデザインしたのが最初ですね。
CDC:んじゃ、今日のCDCで使おうとデザインしたんじゃなくて、前からデザインしていたのを持ち込んで来た、という事？
齋藤：そうです。最初、こういうデッキが強いんじゃないかな、って元を考えて。それから、横須賀さんとか、森（勝洋）さんとかに相談したり、アイデア貰ったり練り込みしたりして。
CDC:あ、だからデッキ登録用紙のデッキデザイナー名がこうなってるのね。
齋藤：だから誰が作った、というのではなく、皆で作った感じですね。
CDC:…今回、デッキリスト公開しちゃってもいいよね？
齋藤：ええ。優勝しちゃいましたし。
CDC:助かります。で、PT神戸の直前予選ではどうだったんでしょうか？
齋藤：9位でした(笑)。
CDC:惜しかったですね(笑)。
齋藤：それで、このデッキで、直前予選に出て、神戸オープンに出て、神戸牛トーナメントに出たんですよ。通算成績だと13勝5敗2分で。まぁトーナメントで廻してからちょっとづつサイドボード手直ししたりして、純粋に同じデッキというわけではないですけど。
CDC:負けた試合は何でした？
齋藤：ブン廻りした親和と、ブン廻りしたゴブリンに2回づつ負けてます。

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対戦相手デッキの有利不利

CDC:じゃあ、そこらへんのデッキには弱い？
齋藤：いや、これは親和には7割くらいは勝てるデッキです。
CDC:んじゃ、親和には強い？
齋藤：親和はメタってます。これの場合、ポンザとかビディングとかの方が苦手ですね。黒で捨てさせられるとかも。
CDC:インスタントで対応するデッキじゃないですからねー。んじゃ、そういうデッキで来れば、このデッキには勝てる、と。
齋藤：多分そうなると思いますけど、そうすると今度はそういうデッキは親和には勝てないんですよ、このデッキに勝とうとすると。
CDC:…ジャンケンになってるのね。
齋藤：そうです。今日は親和がメタ中心なんで、このデッキで、という感じで。
CDC:CDCで、どんなデッキがあると睨んでました？
齋藤：ポンザは居ないだろうな、と。親和が最多で、ウルザトロンとかかな、って。それにしても《頭蓋骨絞め/Skullclamp(DST)》は多かったですね。
CDC:昼休みにデッキリストで数えたら、この会場(102名)に180枚の《頭蓋骨絞め/Skullclamp(DST)》があるって話だそうで。
齋藤：そんな感じでしたよ。《減衰のマトリックス/Damping Matrix(MRD)》メインに入れて良かったなーと。
CDC:ゴメン、オレ最近の風潮を知らんのだけど、《減衰のマトリックス/Damping Matrix(MRD)》を4本積むのって、普通なのかな？
齋藤：最近だったらそんなに珍しくも無いと思います。
CDC:うーん、自分勉強不足してました。他に、コレで苦手なデッキとかあります？
齋藤：同型ですかね。
CDC:？
齋藤：同型の場合、《精神隷属器/Mindslaver(MRD)》ゲーって感じなんです。《正義の命令/Decree of Justice(SCG)》で兵士トークン出しておいて、《精神隷属器/Mindslaver(MRD)》出して起動して、相手がブロックできないようにして、それで殴り勝つとかしないと決着がつかない、みたいに。
CDC:了解、理解しました。

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サイドボーディング

CDC:最終戦だけはサイドボーディング見てたんですよ。親和相手に、《正義の命令/Decree of Justice(SCG)》全抜きして、《原野の脈動/Pulse of the Fields(DST)》と《精神隷属器/Mindslaver(MRD)》を1枚づつ抜いて、代わりに《銀騎士/Silver Knight(SCG)》2枚と《粛清/Purge(DST)》4枚をサイドイン。
齋藤：重いカードを抜いて、軽いカードを入れて、というサイドですね。《粛清/Purge(DST)》は問題無く刺さるし、《銀騎士/Silver Knight(SCG)》も親和にはかなり効きますよ。
CDC:？ ゴメン。ちょっと詳しく。
齋藤：こっちのデッキは長引くデッキじゃないですか。親和相手に負けるのは、相手の序盤の速度でライフ削られて、体勢を整える前に負ける、という形が殆どで。それで《銀騎士/Silver Knight(SCG)》を序盤に出せれば、序盤押し切られる事は無いですし。
CDC:まぁ、《金属ガエル/Frogmite(MRD)》とかなら問題無く止まるわな。テーブルジャッジやってて見てたけど。
齋藤：で、《新たな信仰/Renewed Faith(ONS)》とかで時間稼ぎして、《神の怒り/Wrath of God》なり《アクローマの復讐/Akroma's Vengeance(ONS)》なりを撃てれば、こっちのペースになりますし。
CDC:そこから先は普通の白コンの勝ち筋といっしょですよね？
齋藤：ええ。《賛美されし天使/Exalted Angel(ONS)》が殴って勝ったり、《永遠のドラゴン/Eternal Dragon(SCG)》が殴って勝ったり、兵士トークンでとか。

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最後に

CDC:じゃあ最後になるけど、関東予選のメタってどんな感じになると思う？
齋藤：親和がメタられて親和に勝つデッキが増えて、それで親和にカモられてたデッキが復活して、といった感じで。デッキ勢力の主力とかは無くなって、全体的に万遍なく色々なデッキがでるんじゃないかな。
CDC:齋藤さんは何で出ます？
齋藤：まだ未定ですね。なんとかレーティング枠で出られればと思っていますし。
CDC:…という事は、次回のCDCは4/18(日)なんですけど…。
齋藤：なにかありましたっけ？
CDC:関東予選の2次と、ついでに五竜杯さん…。次回は齋藤さんが賞金首なんですけど…。
（賞金首：多分元祖がLMCの『ボスキャラ』。前回優勝者にブースターパックを持たせて、勝った方がパックを頂けるという方式。強い人有名な人に当たって萎縮するのではなく、勝ったらブースター！というボーナスステージだと思ってもらえるように、という趣旨。ボスキャラだとヤラレ役っぽい名前なので、自分は賞金首（＝Gunslinger）って言ってる）
齋藤：…えーと、賞金首の持越しってあります？
CDC:ないです！　なるべく次回も来て頂けると助かるんですが。
齋藤：…来週のGP仙台でポイント稼いで、レーティング枠で出られるのが確定したら、次回の千葉ドラに来るようにします。あと、選手権に行くとしても関東予選以外の、地方の予選に行くつもりですしね。

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  自分が最初に齋藤さんを知ったのは、まだ彼が高校生だった頃だった。爺くさい台詞になるが「この子も大きくなったなー」と思うのが率直な感想。体格だけでなく、話とか考え方とかも含めて。（そんなに齋藤さんと親しかったわけでもないけど、あの当時のDCIって、会員即知人、的な小さい村社会だったんよ）
 そんな彼が、今後は安定や停滞の時期に入ってしまうのか、まだまだ成長していくのか、今後も見ていて楽しそうなキャラクターだなと思う。まぁ仲間も多いし、マジックさえ止めなきゃどんどん伸びてくと思うけどね。

（文責：CDC　このインタビューはフィクションであり、現実の人物団体とは無関係です(笑)）